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2019年10月22日 (火)

サブダパロンの世界 PanjiとDewi

Lontar

 

処分しにくく、持て余しているインドネシア土産がある。紙芝居でもするか、メッセージ送付カードとでも言おうか、奇妙なインドネシアの伝説シーンみたいな絵が描かれた6㎝四方のカードでちゃんと封筒もある。秘密のメッセージに使えそうだ。

 

どこで買ったものやら、空港なら多くの人の目に触れているだろうが、小生は、何か未だ知らないインドネシアの文化のような感じに惹かれたのであろう。カードは更に見開きになっており、メッセージを中にたたむことが出来る。

1枚手に取ったカードの裏には“A scene from a wayang beber episode depicting Sabda Palon and Naya Genggong in audience with Dewi Sekar Taji.

云々と書かれているがこの絵を描いた作者は不明とされている。この記述の中の固有名詞などを少し調べて、それをつなげて、1日分の仕事の終わりとしたいが、伝説説話の世界であり、いろいろなVersionがあるので正しくつながるか自信がない。まずは Sabda Palonであるが、彼は歴史上のマジャパヒット王国の最後の王、ブラウイジャワ5世のお抱え宗教家或いは修行僧のようで、ここではクディリ(Kediri)朝時代の話を残した人物である。

ハヤム・ウルック、ガジャマダが拡大した栄光のマジャパヒット朝も、1478年にイスラム国のデマクより侵略された時代である。マジャパヒットはヒンズーであるが当時は仏教と調和のある王国で徐々に迫るイスラムに対抗して作られたのがWayang Beberである。Beberを紐解くと紙芝居とある。やはり冒頭の推理は正しいのだ。こうして作られたジャワの説話で民衆を引き付けていたのであろう。説話は多くあるがその一つがPanji王物語である。歴史書にも出てくるが、歴史背景はクディリ中興のアイルランガ王が没する前に二人の息子用に国を二つに分けたが、いずれ統一を願って一つのJanggala国の王子Panjiに許嫁としたのが、あと一つのPanjarKediri)国の王女で、ここに出てくるDewiである。継母の邪魔が入り多くの苦難の後ではあるが、二人はつながりそうして統一されたPanjar側のKediri朝で隆盛を謳歌したのがジョヨボヨの預言書を作らしたジョヨボヨ王である。

Naya GenggongSabdaと同じ修行者のようであり、或いは同一人物説もあるようだが、要はこの絵の話はSabdaのヴァージョンと言うだけで、女性を除き誰が誰なのか、何の場面なのかは、奥が深く今日はたどり着いてない。

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