三大財閥の第三世代 リッポー
3rd gene LIPPO
インドネシアのコングロマリット御三家でアストラ・サリム・シナールマスを挙げたが
創業者は皆天寿を全うしている。その共通項に惹かれたのが上の御三家であるが、今はむしろリッポーグループを入れるべきかなと思われる。リッポーグループの創業者のMochtar Riadyと第2世代James Riadyはエクゼクティブシリーズのその2号及び、その3号で紹介している。Mochtar 氏は1929年5月12日マラン生まれで既に90才である。James Riadyは次男で
1957年1月7日生まれである。その3の中で、3男のStephan Riadyは香港ベースのグループ活動を担当していると紹介し、最初の孫のMichael RiadyがSt.Nirutz、St.Tropez、St.Monacoの名前の住宅地開発を紹介したが、あれから又10年が過ぎ、グループの時期引継ぎ者としてJamesの長男John Riadyが2019年グループ中核のLippo KarawaciのCEOとなった。出て来ている。John Riady は1985年、NYK生まれの若干35歳である。Georgetown University卒後、Wharton School of BusinessのMBAを取得、コロンビア大学の法学博士迄得ており、帰国後も世界の中のインドネシア政治経済社会について執筆、Jakarta Globe誌の編集者として活躍した。
氏の経営方針は経済成長の鈍化に応じて、グループ事業を戦略的核ビジネスに注力しその他の分野は二番手の投資家として協力する立場で必要あれば手放すこともありうるとして核は不動産と医療を挙げている。首都移転についてはデジタルシテーを
睨み積極的に対応するとしている。メイカルタの汚職問題から評価を落とし、ジャンク扱いにされたグループであるが投資家の協力で債務対自己資本比率を21%と業界でも低い所まで落として来た。投資家にはGIC、Temasek、MitsuiとかCVC Capital Partnersがあげられ不動産については投資信託の形で1,000億ドルまで拡大したいとしている。核から外れるのはOVO、グラブなども入るが、マタハリデパート、シネマックス、バンク・ナショナルノブも含まれる。彼自身はグループのメディア部門Berita Satu Media Holdings
の役員をしている。
シナールマスグループは分担制で紹介済だがサリムグループでも次期トップはアクストン・サリム氏が出てきている。

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