世界の富豪の中の見知らぬ人 ウィナルコ
少し失礼なタイトルで有るが、2020年のフォーブス富豪の中にインドネシア人として新人が居た。
調べると彼Winarko Sulistyoは既に74才であり、包装紙・メーカー Fajar Surya Wisesaの創業者でその保有株の45%をタイのSCGに売却したのが寄与したらしい。
以前はどうだったか、調べると、2018年、2013年、2008年ともForbesでは出てこないが、2016年Globeではビリオネアとして居たので、新人ではない。単なる雑誌編集の違いであったのであろうか。
このFajar社のマーケットシェアは30%とあり、また株主の異動調査から分かったことは、Winarko氏は100%近い株を保有しその55%をSCGに売却し残りは保有し続けているはずで、ポジションも監査役になっていた。但し1988年Fajar社設立には元経済大臣Airlangga Hartartoも共同創業者になっていた。そして彼は PT Surabaya Agung Industri Pulp & Kertas(上場停止中)の創業者(1973年)でもある。
インドネシアのダンボールメーカーとしては日本のレンゴー社がインドネシアのインドフード社と合弁でSRC(Surya 6 : Rengo 4)を設立し4工場(JKT2+SBY+SMN)で展開していたあと、買収を重ね7工場体制となっている。上記の他、この4月、王子製紙が55%シェアーで合弁Oji-Sinar Masを設立している。
紙パ業界にはシナールマスのインダーキアットやチミキミア社などもあり、身近な紙であっても業界事情はあまり肌にフイットしないことが多い。(30%市場シェア―は巨人達を相手にしては多いような、あるいはこれでビリオネアに繋がるには少ないような、売却しようが保有してしたままであろうが富豪の純資産の多寡は資産内容が、株から現金になったとかで急増はしないはず)
立派な工場写真は借用した。
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