スス・ブンデラの思い出
はてなブログで、インドネシアのミルクの事を書いているが、ミルクはインドネシア語で煤である。白くないと言う事ではないが、日本人は赴任後早めに覚える単語である。小生はボゴール街道を下って行くことが何度かあって、街道が外環道路と交差する地点の右手に大きなミルク工場でスス・ブンデラというブランドを覚えた記憶がある。なんでそれを覚えているか、2~3日記憶をたどると、なんとそれは大昔勤務した会社の工場があった地区に近く、その行き帰りに見たものでのであったのである。
その工場へちょっと今、Googleで足を延ばすと、あの堂々としていた工場は跡形もなく、不動産王チプトラの建設事務所がタイミングを待っている風であった。風雪40年である。その後は長くミルクに手を出さなかったので、ミルクとの関連記憶はそれで終わりである。
スス・ブンデラとはFrisian Flag という会社名(正しくはPT Frisian Flag Indonesia :FFI)からで、このFlagの旗がインドネシア語でブンデラなのである。そしてFrisianとは、これが国際的にも有名なオランダのブランドFriesland Campinaからであることに気付いた。wikiを見ると本社は1871よりの歴史がある組合形式をとって設立、インドネシアには1922年にMilk Kental Manis(甘味コンデンス)を輸入販売を開始、現在液体ミルクや粉乳も加え従業員6900人を抱えているらしい。
そうは云うものの、小生自身はこのブランドをインドネシアでも日本でもお会いしたことがないので、いずれスーパーでも覗いて見ようか
ジャカルタなら先に書いたボゴール街道のチラチャス辺りにTaman Susu Benderaとあるので喫茶程度は出来そうだ。
追記11月21日:この会社の拡張投資のニュースがあった。政府が進めている中部ジャワのBatang工業団地(KIT)への投資で、インドネシア政府は税便宜を与えるとして説得したようで、3.7兆ルピアを再投資するとある。本社は2018年売上116億ユーロ、世界36ケ国に支店を持つ従業員24、000人を抱えているそうだ。
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