無料ブログはココログ

ウェブページ

今さら日イのはてな

« 区別難しいタワー林立 The Tower | トップページ | 目立つ隠れたSynthesisグループ »

2020年12月20日 (日)

ABCのABC

長くジャカルタを離れてギョッとしたのはあのABCはKraft Hainzのブランドになっているという記事に遭い、それならバッテリーはどこに行ったのか、Nu GreenTeaも持っていかれたのか、お菓子類はどうしたと疑問が噴出した。
その記事は“PT Heinz ABC IndonesiaはKraft Hainzのインドネシアの子会社でケチャップや飲み物のブランドのABCは元PT. ABC Central Foodが1999年に買収された”と言う古い話なので、びっくりするのはおかしい話だったのだ。これは単なるこのfood部門の会社の売却であったので他のグループの製品は変わらない。そういうことは全て小生のシリーズで2016年5月に触れている。そういうことで記憶が無くなった上の早飲み込みであった。
Abc-ot
そこで昔の論述をアップデートしようとすればグループの全体図と大きな歴史の補足であろうか。
Globe誌の2018年版富豪リストでは、グループ代表の Husein Djojonegoroは68歳で資産12億ドルの43位にランクされているOrang Tua グループであるとなっている。
しかし全体を言うならABC Holdingから始めるのがいい。このサイトにグループ会社のロゴがあり、これの会社名をリストすると以下となる。

PT. International Chemical Industry
PT. Tri Sumber Makmur Indah
PT. Hainz ABC Indonesia
PT. ABC Everbright
PT. ABC Kogen Dairy
PT. ABC President Indonesia
PT. ABC Anugrah Persada Alam
PT. Orang Tua Group
まずはこの中に売ってしまったHainz ABCがまだあるが、別途調べると1995年70%がHainzに渡したが未だ持ち分が残っており合弁として名前も残っていることが解る。
次にPT. International Chemical Industryを見るとこの会社がバッテリーを作っている事、この部門会社はメダンで1959年Chandra Djojonegoroが設立したPT Everbright が最初の工場で、現在3工場目のPT Hari Terang Industrial Co. Ltdがあり、LEDにも進出している。
そして紛らわしいのが、PT. ABC President Indonesiaで、この会社が、このNu Green Teaと、インスタントのMi ABCを作っている。会社名の謂れは、親のPT ABC Central Food(Husain Djojonegoro:PT ABC Holding)と台湾のUni President Cooperationの合弁であるようで、設立は1991年である。その合弁のことが今年の1月、カラワン工場拡張ニュースで触れられていた。PETボトルで画期的Nuの販売は2005年開始で、2014年にNu Green Tea Royal Jasminを売り出した。
PT ABC Central Foodを売却時、その移行の詳細は不明であるが、現在食品関係はPT. Orang Tuaが担当している。グループの名前でもあるOrang Tuaで日用消耗品迄製造品目を拡大している。1948年スマランで最初伝統的健康飲料から始め、それに近代的パーソナルケアーの製品迄加えている。1984年の歯磨きペーストと歯ブラシのFormulaの他、 お菓子・ワッフル・飲み物のTango、ビスケッのKlopやOops、チョコレートにFullo BlastoやCanon Ball、ジェリーのVista、プルメンのMintZ、飲み物はTeh Gelas、女性健康飲料Kiranti、サニテーションPrime Protect等々拡大してきた。
1995年 OT の会社名とロゴを設定、販売は子会社のPT. Arta Boga Cemerlangが担当している。

« 区別難しいタワー林立 The Tower | トップページ | 目立つ隠れたSynthesisグループ »

インドネシア産業 経済人」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 区別難しいタワー林立 The Tower | トップページ | 目立つ隠れたSynthesisグループ »