Susi、世界の女傑は党も議院も要らない。
世界の女傑 元海洋水産相のスーシ・プジアストゥティと、この間観光大臣になったサンディアガ・ウノとの間でTwitterのBlockし合う話があった何だろうかと思った。そしてKKPと略される海洋水産相の誰かが汚職でKPK(撲滅委員会)に拘束された話も頭の隅にあった。この関連で解ったことは以下の通り。
元海洋相Susi Pudjiastutiは、漁業関係の実業家であり且つエビなどの海洋資源に貢献したことで多くの表彰を受けており、海洋資源を前面に出したジョコウイ政権により看板ともなる海洋大臣に抜擢され、2014から2019年5年間を全うした。2019年の総選挙の後、ジョコウィは第2次組閣では政敵であったプラボヲを国防相に招き彼の手下で同じゲリンドラ党の幹部のEdhy Prabowoに海洋相のポストを与えたのであったが、彼こそ、このKPKに逮捕された大臣なのであった。彼はプラボヲと同じ名前ながら別に親戚ではないようだが武術を含め訓練・指導して来た子分のようであり、幹部が逮捕されたことにより、彼の党首である地位も危うくしている。
Susi女史自体は1965年生まれで故郷で学業もそこそこの1983年魚の採取から養殖を始め、Susiブランドのロブスターで加工工場PT ASI Pudjiastutiを設立、その後更にSusi Airで、航空機で西ジャワで取った魚を新鮮なままジャカルタに運ぶことで成功している。
彼女を海洋大臣になると、漁業からは個人事業との利害から手を引いSusi Airは魚から一般輸送に軸足を移して外国人パイロット90人を含む総パイロット136迄抱えるように規模になっている。
大臣になった後の彼女の政策は違法漁業に対する厳格な政策を打ち出し、特にインドネシアの海域で外国船を追い出す強硬手段も打ち、この5年弱で488隻を海底に沈めている。この作戦には環境破壊とかの非難もあったが逆に漁礁になる孝ともあり、むしろ、ロブスター稚魚の輸出禁止令などの諸施策でWWF 褒賞を受けている。この結果漁獲量を14%、利益を12%増加させた。褒賞と言えば彼女はこれまでBBC世界の女傑100人や中小企業賞、SSSサミット賞、APEC賞など30ほどもある。488隻の内訳は掲げた国旗でベトナム国旗が276とか比が56隻、中国1隻等である。環境破壊につながる底引き網業法の禁止も漁民との話し合いを通じて実施している。彼女は議員でも党員でもない。
幼魚輸出禁止を取り消して汚職迄起こしたEdihの後任には、その後、ゴタゴタがあったようだが、輸出禁止を認めた大統領に対しては強く抗議をし続けているようだ。
写真は海洋水産相ビル、ムルデカチムールの元Humpussのビルでもあったので有名だ。
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