アストラの不動産事業
ジャーディンの高級マンションAnandamayaとAvania
日本の工業力の進展と共にインドネシアNo.1 の機械財閥として伸長したアストラはその社会への顔はジュアンダの低層本社ビルやスデルマンのトヨタ販売店で、この後者の建て替えで、インドネシア最高のビルになった時も不動産が事業の柱になっていたことには気が付かなかった。
このビルはスディルマン通りのプリンスセンターと、バンク・パシフイック・ビル(現在はWisma Nugra Santana)の間に建ったのであるが、このMenara Astraとの間から見えるビルの裏側当たりにも三つ程高層コンドミが建っていることを知った。Youtubeでスディルマン・ドライブを見てもカメラは前方しか向いてないのでビルの裏側までは見通せない。このコンドミの名前はアナンダマヤ1.~ 3と言う名前で敷地面積は2.4haもあったのである。
ここだけでも4っつの高層ビルが立ち並んだ訳であるが、Astra Towerは61階建て270mで清水建設の手で2017完工であるが、当時インドネシア1を競ったGema Tower(289m)とTreasury Tower(279m)に譲り現在第3位である。
そして今彼らが注力しているのがガトットスブロトでのAvaniaタウンシップ案件で、ここに二つのコンドミと1つのオフイス合計三つの高層タワーからなるMixed Use Complexで、場所はRajawaliグループのFour Seasonsと年金のJamsostek Towerの間である。
ここにシンガポールのHongkong Landと6:4で組んでいる。Hongkong Land はジャカルタで他にもCCMと組んでやっている不動産事業があるが、Hongkong Land自体もAstraの親会社Jardine Mathesonであったのである。
アストラが外資系になってから、何となく横を向いてる間にアストラはAstra Property の他に、Astra Land や Astra Infraを擁し、この他にもModern 団地や高速道路事業も持って全方向不動産展開である。
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