何かあるのかACSETの第三者増資
ジャカルタの街の高層アパートの建設受注で町中にクレーンを立てて来たアストラ系建設業者ACSETがPrivate Placementと行うと言うのでな何かあったかと思ったが、結局何事もなさそうで専門用語の確認だけの成果しかなかった。
しかし実はACSETについては2度も取り上げているのであるが、不思議に思ったことがあった。最初の3年前の報告では該社は2010年来綺麗な右肩あがりの決算であったが、つい先月の報告では、インドネシア最高となったAutograph Tower の棟上げ式を行いAstra TowerやIndonesia Satuなどの大口案件の紹介だけで終わらせていたが、決算では何かあるなと思っていたばかりであった。
この決算状況を数字で言えば右肩上がりの2016年には売上は2010年比5倍の1.8兆利益は3倍の683億であったところ、2017年前年1.8兆の売り上げ規模が3.2兆と3兆台に乗せ、翌年も売り上げは3兆台を維持したのはいいが特に2019年2020年は売上総利益段階でも2~3千億の赤字となっている。更に税前までに1.2兆~1.3兆の大赤字となっている。
一言で言えば、受注管理の問題、管理費や財務費用の問題があることだけは言えたが詳細は触れている者はいない。
ここで言うPrivate Placementは現株主の新株引受権Pre-emptive Rightsを与えずに第三者に割り当てる増資でこの場合第三者はKarya Supra Perkasaであったが、ASTRAの説明では、これもASTRAのグループ会社のようでout of the left pocket, in the right pocket.と表現されていた。 増資の資金は不足する運転資金の増強とローン返済に見てると言うことで現役員の監査役会長と社長と取締役の一人が記者会見しているので特に問題はないと見えた。
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