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2021年9月10日 (金)

TPPIのトップの犯罪

富豪の一角を崩そうかと思うとKPKのケースに突き当り、そして頭に入りにくい石化産業に入らねばならないデッドロックに乗り上げたが、薄くやるしかない。
それはForbesで2018年インドネシア富豪、第138位にランクされた人でHonggo Wendratnoと言う人である。調べようと取り上げるとネットには16年禁固刑、37兆ルピアの国家損失、逃亡汚職犯人の活字が溢れている。それは古い話かもしれないが、ケーススタディになるか、或いはインドネシア語の勉強にもなろうとBisnis誌の記事を粗筋って見よう。
6月22日の記事はタイトルが16年禁固刑のPT.TPPIの創業者Honggo Wendratnoは未だ逃亡者ステータスのままだというもの。
Kilang-tppi

彼は前のTPPI(Trans Pacific Petrochemical Indotama )の社長でもあったが、国のコンデンサーkondensatに指定されるケースで38兆の国家損失を与えたことで16年の禁固プラス10億ルピアの罰金(6ケ月の禁固kurunganに相当subsider)の判決を下された。
判決は主たる起訴と同時にsecara bersama-sama sebagaimana dakwaan primer. 汚職犯罪を行ったことが明らかと宣告された。

それで、裁判官Hakimは、被告ホンゴ・ウェンドラトノに対し、PT Tuban LPG Indonesia の名義のLPG精油所Kilangがある土地建物と同価値の金額(1.28億ドル)も支払うことを命じる判決を下した。
裁判官はこの賠償金uang penggantiを支払うのに十分な財産を持っていない場合、彼は6年間の刑を宣告されること及び検察官(Jaksa Penuntut Umum :JPU)に対しては、官公庁やメディアに対する情報公開するよう命じた。JPUは、この判決で法的に確定した inkrah後においても捜査は引き続き行われると言明。
W.Hの犯罪ケースの共犯者Awak Mulaには元BP(BP Migas)社のトップ及び販売担当がおり、全部で38兆ルピアの国家損失が示されている。
このケースはTPPIの社長が公共サービスの義務事項Public Service Obligation :PSOを示す際にBP Migasへの2008年5月の書信で始まった。
H.Wは芳香族製品aromatik (paraxylene, benzene, orthoxylene, toluene)を製造するとともに石油燃料特にMogas RON 88 (bensin premium)も入れるよう要求menklaimeした。
実際、当時PT TPPIは財政難を抱え、生産を停止し、PTペルタミナに負債を抱えていた。その後、H.WはBPに要求状を送り、TPPIが国内向け燃料生産のためにBPミガスから直接原油/凝縮物を原料として購入できるようにした。その要請でBPのトップは同意し、その後、国家凝縮物の売り手としてPT TPPIを任命したが、任命は手続きに違反した。
つまり国のコンデンセートの販売者としての TPPIへの直接の任命は、指名担当チームを巻き込んでおらず、限定オークションを通じてでもなく、TPPIはBPミガスに登録されておらず、TPPIはフォームやオファーを送信せず、更にTPPIはオープン・クレジットや取消不能信用状を提出していない。BPはその後、TPPIの他の製油所に納入し、H.Wは国のコンデンセート向け処理せずプルタミナが必要としないコンデンセート製品を加工製造した。その結果、加工品はすべてペルタミナに販売されることはなく、他者に販売された。この事件に関連して、元BPミガスの二人も、それぞれ懲役や罰金をを言い渡された。

記事の大要は以上であるが、不思議な気もした。
KPKと言うのは汚職撲滅委員会であるので汚職 = 公務員の金銭贈収賄と考えたがるが、国家に損害を与える事件であるので、このケースで何処に金銭贈収があったかとかは民間同士なら、勿論直ちに記事にされるものでないだろう。ここではTPPIもBPも民間だと思われるが、TPPIは国営プルタミナの子会社であることが今判った。公務員なら通常富豪は生まれない者と思っていたが、疑問はH.W氏の富豪になった鍵を知ることがテーマであったのだ。
その前に燃料或はその他国家の基幹産業の法令違反もKPKの対象となるのだ。

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