バイラワの巨神の意味
先日、コロナで2年の間休止していたジャカルタのインドネシア博物館ガイドが再開されたそうで、小生も何時かキャッチしていた古代石仏像をここに乗せるチャンスを得たわけだ.
その像はBhairawaバイラヴァと呼ばれる、伸長4.5メートルもの巨大なもので、博物館の裏中庭に向かう奥に沢山放り出されたような多数の古代石像の真ん中に,中庭を睥睨するかの様に立っている。台座には8個の頭蓋骨があり、それを踏みしだいており、手にも頭蓋骨から作った酒壺や小刀を持っているもので1877年にスマトラのある泥田で発見されたものだ。
地上にはみ出た部分もあって、農民たちは農機具を磨く砥石代わりとかに使っていたという。マラユのアディティヤヴァルマン王(1347-1375)の像だとも言われていた。
Iconology美術史学ではヒンドゥと仏教の混合(シンクレティズム)が見られるそうだ。顔の表情がヒンドゥのシバ神、ヘアースタイルが仏教、カラのデザインのベルトとか意味があるが、詳しい説明はガイドにお願いしたらいいだろう。小生は手元のガイドブックをスキャンしておこう。
尚、カトマンズの空港が正式にはゴウータマ・ブッダ国際空港というが、愛称がなおバイラワ空港と言うそうだ。