SOHO の株も大化けだった
SOHOと言う愛称のSoho Global Health はインドネシアの有力製薬会社である。既にKonimexやSanbeなども紹介したが、インドネシアには蘭学直伝の土壌があるのかかなりのレベルだと再認識する。さてSOHO)は、パリット・パダンの名称で1956年に設立された医薬品製造会社で工場・本社はKawasan Industri Pulogadungにある。
Purogadung の工場は手狭になったのでJababekaへの大移転計画(総費用2億ドル)があるが、現在のGoogle MapではPurogadungには3地区に分かれ一部拡張中もあり、未確認である。
実際は既に第2世代で、現在の監査役会長Eng Liang Tanのバンカで生まれの父親Tan Tjhoen Limが1946年に創業したもので未だ独立戦争のなかである。想像の通りまずは伝統医療やハーブから起業(実際は注射薬のEthicaとか)したもので、現在もハーブ医薬品の開発にますます積極的である。
現在、その分野で豪州のUNSW大学とのコラボレーションを維持している。関節炎や胃腸の愁訴に使用されるTemulawakという薬品は有名である。又ハーブの抽出技術も特色を持つ。
Soho自体は、ラテン語から取られた略語であり、それは立派な人々の集まりを意味しより広いコミュニティに貢献できるようにとの願いの表れである。
ブランドで有名なものにImboost、胃腸薬Diapetや子供用マルチビタミンCurcuma Plus がある。
同社は2004年から一貫して年間25%の成長を記録、又モンゴル、レバノン、マレーシア、ミャンマー、ナイジェリアなどアジア、中東、東欧、アフリカ地域の国々にも事業を拡大中である。
Eng Liang Tanは1948年生まれでドイツに留学、現在はオーストラリア在住で定期的に来イしている。彼の資本所有は38%であったが、ネゴ市場含め数度の売却で全株手放しているがその過程ではSOHO株はAuto-Rejectの上限を上回り、Rp 6,050/株の価格まで上昇したことも有名である。ただ姉二人Ny. Tan Giok NioとNy. Tan Kin Nioは未だそれぞれ9%を保有している。
今日の株価は未だ5,900ルピアと高値維持している。インドネシアの株価でこの間はデータバンクやデジタルバンクで大化け、一挙にビリオネアを輩出したが、こちらはそこまでは、行ってなかった。ここだけでなく、まだまだ何か起こりそうである。
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